スミソニアン博物館所蔵の貴重な画像280万枚が無料で使用できるサービススタート

スミソニアン博物館イメージ

米スミソニアン博物館は、博物館や研究センター、図書館などに収められている収蔵品の画像データ約280万枚について、オンラインで無料提供するプロジェクト「Smithsonian Open Access」を発表した。
同博物館は、19もの博物館、9つの研究センター、図書館、動物園などからなる巨大博物館群で、総収蔵品数は約1億5000万点にも及ぶ。

今回、公開が決められたのはその中から約280万枚の画像。画像は2Dや3D、高解像度のTIFFやJPEGなど様々な形式で公開されている。

また、利用目的については自由としており、ただ眺めるだけの利用から、画像データを用いて(改変も可能)の商用アイテムの製造まで可能となっている。

スペースシャトルの色を改変してプリントしたTシャツのイメージ

例えば、モハメド・アリのボクシング用ヘッドギアの画像をプリントしたTシャツを制作して売ったり、ジョージワシントンの肖像画をじっくり眺めたり、恐竜の化石の3D画像をマウスでぐりぐりと回転させて360度から観察したりができる。

化石の隅々まで観察

なお、同博物館では収蔵品のデジタル画像化をすすめており、2020年中には新たに20万枚の画像を公開する予定としている。
Smithsonian Open Access
URL:https://www.si.edu/openaccess
2020/02/28
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