富士ゼロックスがプロダクションプリンタの特殊色対応強化でピンク色のトナーを発売

ピンクトナーの活用例

富士ゼロックス株式会社は、ハイエンドプロ市場向けのプロダクションカラープリンタ「IridesseProductionPress」の特殊色対応の強化を目的として、新たにピンクの特殊トナーを追加した。アジア・パシフィック地域で、2020年2月下旬以降に順次発売。日本国内では、3月13日(金)の発売が予定されている。
「IridesseProductionPress」は、1パス6色プリントエンジンを備えたモデル。CMYKトナーに加え、最大2色ん特殊トナーを搭載できるデジタルプリンタだ。これまでは、ゴールド、シルバー、ホワイト、クリアー、カスタムレッドといった特殊トナーが提供されていたが、今回新たにピンクの特殊トナーを発売。このピンク色となーは、独自のEA(EmulsionAggregation)トナーに新しい蛍光系の色材を混ぜ、最適化させることによって実現されている。
明るく鮮烈なピンク色を表現できるようになるため、印刷物のデザインで可愛らしさや格好良さ、上品さなど幅広いイメージの演出が可能。色トナーと重ね合わせて使用することで、鮮やかなオレンジ、レッド、バイオレットなどの色も再現できる。色表現を容易に行うために、プリントサーバ「GXPrint Server for the Iridesse ProductionPress」には、クライアントPCにダウンロードして使える「ピンク分版用ICCプロファイル」を提供。RGBデータや指定された特色データを、最適なCMYK版のデータとピンク版のデータに自動で分版できる。「となーカートリッジ(ピンク)」の標準価格は8万2000円(税抜)。

左はCMYKによるオレンジの表現で、右はCMYKトナーにピンクトナーを混ぜて出力したオレンジの表現

富士ゼロックス株式会社
URL:https://www.fujixerox.co.jp/
2020/03/02
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