対照的な2人の画家に共通する作品制作の背景に迫る企画展「モネとマティス-もうひとつの楽園」

クロード・モネ「睡蓮の池」1899年
ポーラ美術館

2020年4月23日(木)から11月3日(火・祝)まで、ポーラ美術館にて、「モネとマティス-もうひとつの楽園」の開催が予定されている。印象派の画家であるクロード・モネ(1840〜1926年)と、フォーヴィスムの画家であるアンリ・マティス(1869〜1954年)という対照的な2人に焦点を当てた企画展。海外10カ所、国内21カ所から、2人の作品を合わせて約90点が集まって展示される。開館時間は9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)。
モネとマティスは対照的でありながらも、絵画制作のうえでの理想的な環境という“楽園”を追い求めた点が共通している。舞台装置をしつらえるように、自身が描きたい空間をまずは現実の世界に創り上げたうえで絵画に描いた。本展では、2人にとっての“楽園”であるアトリエや庭を、描かれた作品とともに紹介。対照的な2人の画家に共通する作品制作の背景に迫る。
モネ・コレクションで著名なマルモッタン・モネ美術館や、マティスの生まれ故郷であるル・カトー=カンブレジのマティス美術館からの大型作品の借用も実現。モネの代表作「睡蓮」シリーズは初期から最晩年に至るまで11点が展示され、日本国内のコレクションが少なくてまとめて見られる機会が貴重なマティスの作品も幅広いジャンルから紹介される。

アンリ・マティス「トルコの椅子にもたれるオダリスク」1928年
パリ市立近代美術館
© Musée d’Art Moderne/RogerーViollet

■期間:
2020年4月23日(木)~11月3日(火・祝)

■開催場所:
ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先:
ポーラ美術館
tel. 0460-84-2111
url. http://www.polamuseum.or.jp/
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