日本写真印刷コミュニケーションズの高精細ファブリック印刷で製作された成田国際空港の「光る江戸図」

展示イメージ

日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社は、2020年3月12日(木)から成田国際空港で展示されている「光る江戸図」の製作を手掛けた。「光る江戸図」は、国立歴史民俗博物館が所蔵する「江戸図屏風」の絵柄を再現したもの。日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社のファブリック昇華転写「Fabright(ファブライト)」とLEDバックライトを組み合わせることで、魅力的な“日本を感じさせる空間”の演出が実現されている。
「光る江戸図」は、成田国際空港の第2ターミナル 出国手続き後エリア(「NARITA SKY LOUNGE」内)に展示。第2ターミナルから国際線で出発する人のみ鑑賞が可能だ。元になった「江戸図屏風」は、江戸時代初期の江戸市街地および近郊の景観を題材として、その中に江戸幕府の第3代将軍である徳川家光の事蹟を描き込んだ六曲一双の屏風。「光る江戸図」は、2020年6月末までの展示が予定されている。
この製作に活用された「Fabright」は、高品位なカラーマネジメントと高精細な印刷の技術を用いたファブリック製品。紙よりも鮮やかで大きなサイズでも均一な色調再現を実現でき、室内で使用した場合に照明や前に立つ人の映り込みが少ないことなどが大きな利点だ。布を折りたたんで運搬できるため輸送コストも削減しやすく、意匠の交換は専門の作業員や工具を必要とせずにフレームにはめ込むだけで行える。
なお、今回の「光る江戸図」の展示では、国立歴史民俗博物館の3Dキャラクター“もみちゃん”や、コミュニケーションロボット「Sota」による多言語解説(日本語/英語/中国語/韓国語)も用意された。“もみちゃん”は、Gatebox株式会社による“キャラクター召喚装置”の「Gatebox」に表示される仕組みで、株式会社ハニカムラボがシステム開発に携わっている。
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社/成田国際空港株式会社
URL:http://www.nissha-comms.co.jp/
2020/03/18
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