ネオ・トロピカリア&森山大道×ミゲル・リオ=ブランコ写真展

ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力/
森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展―共鳴する静かな眼差し

 

■期間:

2008年10月22日(水)~2009年1月12日(月)

 

■場所:

東京都現代美術館
東京都江東区三好4-1-1

 

■内容:

10月22日より東京都現代美術館にて、ブラジル移民100周年“日本ブラジル交流年”を記念した2つの展覧会「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」と「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展」が開催された。
 
「ネオ・トロピカリア」展は、アートから、ファッション、建築に至るまで、現代ブラジルを象徴する27組の作家による多彩な作品を一堂に集めた展覧会。

1960年代に欧米文化から脱し、熱帯に住む者の文化のオリジナリティをうたった芸術運動「トロピカリア」。
この運動の産みの親と言えるエリオ・オイチシカをはじめ、エルネスト・ネト、ヴィック・ムニーズ、オスジェメオス、イザベラ・カペトなど、いま最も注目すべき作家の作品を通じて、ブラジルの創造力を紹介する。
  
エルネスト・ネトが現代美術館の高さ19mの吹き抜け(アトリウム)に合わせて制作した≪(リヴァイアサン・トト―指より)リキッド・フィンガー・タッチ≫。伝説の怪物リヴァイアサンの指にあたる部分を表現した作品で、下から見上げたり、吹き抜けの上から見下ろしたりとさまざまな角度から鑑賞できるインスタレーション。
トロピカリアの第一人者、エリオ・オイチシカの≪パランゴレ≫。壁にあるイヤホンと衣装を観客が身に付け、踊ることで完成するインスタレーション作品。

グラフィティ出身の双子のアーティスト、オスジェメオスの作品。
 
出品作家は、
【建築】リナ・ボ・バルジ、ルイ・オオタケ
【アート】アシューム・ヴィヴィッド・アストロ・フォーカス(avaf)、アルトゥール・ビスポ・ド・ホザリオ、リジア・クラーク、ホジェリオ・デガキ、 ルシア・コッホ、アンドレ・コマツ、レオニウソン、ルーベンス・マノ、マレッペ、シウド・メイレレス、ベアトリス・ミリャーゼス、ジウリアーノ・モンティージョ、ヴィック・ムニーズ、エルネスト・ネト、リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダー、トミエ・オオタケ、エリオ・オイチシカ、オスジェメオス、リジア・パペ、ミラ・シェンデル、アナ・マリア・タヴァレス、エリカ・ヴェルズッティ
【ファッション】イザベラ・カペト、ロナウド・フラガ、ジュン・ナカオ


一方、「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展」では、日本を代表する写真家、森山大道と、マグナムに所属しブラジルを拠点に活動するミゲル・リオ=ブランコの両者が、互いの国をそれぞれの視点で切り取った作品を公開する。
 
この展覧会のために、森山はサンパウロに滞在し、ミゲルは東京の街を歩き、都市やそこで生活する人々を撮影。
二人の文化と視点が交差し、これまでにない日本、ブラジルを見ることができるだろう。


このほか、藤原大+イッセイ ミヤケ クリエイティブルームとブラジル在住のカンパナブラザースによる作品展「カラーハンティング ブラジル」、オーストラリアの女性作家ルイーザ・ビュファルデチによる「MOT×Bloomberg パブリック・スペースプロジェクト いくつかの生地がつくる国旗」も同時開催中だ。
 

●ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力:http://www.neo-tro.com/
●森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ写真展―共鳴する静かな眼差し:http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/120/
●カラーハンティング ブラジル ― 藤原 大 + イッセイ ミヤケ クリエイティブルーム & カンパナブラザーズ:http://www.bh-project.jp/jpn/event/data/color_hunting2008/
●MOT×Bloomberg パブリック・スペースプロジェクト ルイーザ・ビュファルデチ≪いくつかの生地がつくる国旗≫:http://www.mot-art-museum.jp/bloomberg/
 
■問い合わせ先:
東京都現代美術館
tel. 03-5245-4111
url. http://www.mot-art-museum.jp/

■ジャンル
GRAPHIC / PHOTO / MOVIE / INSTALLATION / OTHER
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