<新型コロナウイルス対策>三密・手洗い・換気を監視する、企業向けAI・IoTシステムが登場

映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダードでは、4月9日、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する企業のBCP(事業継続計画)対策として、AIやIoTを活用した新型コロナウイルス対策サービスを展開すると発表した。

「手洗い・消毒記録サービス」「換気状態検知サービス」「密集度検出ソリューション」の提供を5月より順次開始する。
● 手洗い・消毒記録サービス(5月中に提供を開始予定)
新型コロナウイルスの感染防止において手洗いや消毒の重要性は広く知られているが、食品工場や医療現場などにおいて、企業が従業員の手洗いや消毒の頻度を完全に把握することは困難だ。

本サービスでは、顔認証用の小型カメラと手洗いエリアを撮影するカメラを設置し、映像解析AI「SCORER」を活用した顔認証技術や骨格分析などを組み合わせることで、個人を特定した上で誰がいつ手洗い・消毒を実施したかを自動で記録に残すことが可能となる。
● 換気状態検知サービス(5月中に提供を開始予定)
新型コロナウイルスは閉鎖空間で浮遊することがあるため、定期的な換気による三密行動の一つである密室を避けることが感染防止に効果的だ、しかし、日常業務の中で、換気の時期を定量的に把握し、実行することも困難といえるだろう。

本サービスでは、測定器を用いて二酸化炭素濃度から密室度合いを測定し、換気が必要な時期にアラートを出し、定期的な換気を促すことが可能となる。ネットワークで接続し、遠隔でもどの部屋や場所で濃厚接触状態にあるかを把握でき、記録することで濃厚接触状態が多発する場所を特定し利用を避けることもできる。
● 密集度検出ソリューション(5月中に提供を開始予定)
カメラから屋外や一般施設での人の密集度を定期的に記録し、映像解析AI「SCORER」によって密集度を定量化。密集度が低い状態で施設が運営されことを記録・確認でき、過度な混雑が見られる場合は呼びかけなどの対応を行うことができる。

インターネットに接続するだけですぐに利用でき、端末内で解析を行うため、プライバシーに配慮して映像・画像データは保存せず即時破棄することも可能だ。
導入価格の目安は、
「手洗い・消毒記録サービス」:15万円~(税別)
「換気状態検知サービス」:12万円~(税別)
「密集者検出ソリューション」:12万円~(税別)
※設置環境・構成・設置サービス有無等により都度見積り

現在専用サイトにおいて、問い合わせや概算見積もりの依頼を受け付けている。
<サービスの詳細・お問い合わせ>
URL:https://covid19.scorer.jp
株式会社フューチャースタンダード
URL:https://futurestandard.co.jp/
2020/04/09
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