ローランドD.G.がインクジェットプリンタなど「製品を長期間使用できない場合の対処方法」を公開
ローランド ディー.ジー.株式会社 Webサイト
https://www.rolanddg.co.jp/
ローランド ディー.ジー.株式会社は、「製品を長期間使用できない場合の対処方法」についての情報を公開している。対象は同社が取り扱っている全製品で、必要な情報はWebサイトやソーシャルメディアなどで発信。また、不明な点や要望などがある場合には、最寄りの同社営業・サービス拠点または販売代理店まで、気軽に問い合わせや相談を行うようにも呼びかけられている。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、出社制限などがかけられ、テレワークへと移行する企業も増えてきた。このような状況を受け、今回、ローランド ディー.ジー.株式会社では、製品を長期間使用できない状況になった場合でも、正常かつ安全な状態に保つためにユーザーが実施すべき対処方法に関する情報の提供を世界各地域で開始。たとえば、インクジェットプリンタではプリントヘッドの乾燥を防ぐため、自動クリーニング機能を正常に動作させる環境を整えることが必要であるとの情報が紹介されている。
その具体的な方法は、まずコンセントを差し込んだまま一次電源（本体裏側の電源スイッチ）を常にONにしておき、二次電源（本体操作パネル側の電源スイッチ）を1カ月に1度（UVプリンタは2週間に1度）はONにすること。自動クリーニングの際に排出される廃液が溢れ出ないように廃液ボトルは空の状態にしておく。また、自動クリーニングが正常に実行できるように、全インクと洗浄液は残量が十分あるものをセットして、インクと洗浄液が切れないようにする対処も紹介された。
なお、注意点として、製品で必要とされる対処方法は必ずしも全て同じものではない。たとえば、上記インクジェットプリンタやデンタル加工機「DWX-4W/42W」以外の全製品では、万一の漏電などの事故を防ぐためにコンセントは抜いておくべきであることが紹介されている。そのほか、製品ごとの詳細な対処方法については、各地域のWebサイトなどで確認しておくと良いだろう。