おこもり上手な動物から学ぶ「#おこもり力」をWWFジャパンが発信

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(以下、WWFジャパン)は、野生動物から学ぶ自宅での過ごし方「#おこもり力」を提案。SNSを通じてさまざまな「#おこもり力」を発信していくとともに、フォロワーのみなさんからの「#おこもり力」の投稿を募集する。
野生生物たちは、それぞれが生きる多様な自然の中で、様々な工夫をしながら一つの場所でじっとして過ごすことがある。「巣ごもり」や「冬眠」はそうした行動のひとつと言われており、生きものたちが生き抜く上で身につけた知恵のカタチといえるだろう。

WWFジャパンでは、おこもり上手な動物のおこもり術から学ぶ、地球にやさしく、おうち時間の過ごし方の可能性を探求する「#おこもり力」を、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを通じて提案する。

親子愛にあふれ、時にファッショナブルに、ときには慎重に、可愛くかしこくおこもりする物たちの姿は、自宅にいることの多い生活の中で、最高の癒しとなるに違いない。

アオアズマヤドリのおこもり力は「ファッショナブル」
オーストラリアの熱帯林に棲むアオアズマヤドリ。オスは草や枯れ枝で「あずまや」をつくって、メスを呼び込む習性がある。あずまやのそばには青い羽など、主に青い色のものを配置して「ファッショナブル」に飾り、周囲も綺麗にお掃除。最近はプラスチックごみも利用するのだとか。

ちょっと複雑な気持ちにもなるが、我々も“おこもり期間”も、自宅のインテリアをちょこっとオシャレにする機会と考えてみると楽しいかもしれない。

ニホンヤマネのおこもり力は「寛容さ」
2000万年前から日本の森で生きてきたニホンヤマネ。弱く小さな生き物ながら、どこでも眠れるアバウトさと、ヒメネズミのような他者とも共生できる「寛容さ」で生き延びてきた。

ご家族やパートナーと過ごす時間が長くなり、イライラしている方はニホンヤマネのおこもり力を参考にしたい。

コウテイペンギンのおこもり力は「親子愛」
コウテイペンギンのおうちは南極大陸、海から100キロ前後も離れた内陸の氷の世界。産卵し、メスが海へ獲物を獲りに行く間、オスは数カ月、卵を温めながら絶食状態でその帰りを待っている。

究極の育児をするコウテイペンギンのおこもり力はずばり「親子愛」。わが子や家族を愛おしく思う気持ちに浸る時間は、ガマンの中にもたくさんの幸せが詰まった素敵な過ごし方だ。

ワモンアザラシのおこもり力は「安全第一」
凍えるような北の海に暮らし、氷の上に積もった雪で「かまくら」を作って、そこで出産や子育てをするワモンアザラシ。

この「かまくら」は天敵のホッキョクグマに見つからないように、海に出入り出来る穴の上に作られていて、外からは見られないそう。獲物の大半をアザラシに頼るホッキョクグマとの命を懸けた知恵比べ。おこもりには「安全第一」の意識も大切だ。


WWFジャパンでは、自分にとっても、地球にとっても優しい時間を過ごすために、ぜひ、あなたの「#おこもり力」も発信してほしいと呼び掛けている。投稿は、ハッシュタグ「#おこもり力」「#WWFジャパン」を付けて、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSアカウントから。
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン
URL:https://www.wwf.or.jp/
2020/04/16
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