示温インクで表示内容が変わる宝酒造の「のみごろサイン」シールがホログラム商標として登録

左が常温(約20℃以上の温度)で、右が冷蔵(約10℃以下の温度)でのシールの表示

宝ホールディングス株式会社は、事業会社の宝酒造株式会社による「清酒松竹梅特定名称酒スリムパック」シリーズの「のみごろサイン」シールを、特許庁に商標登録出願。商標登録第6241211号として登録されたことを発表した。「のみごろサイン」シールは、同シリーズの商品パッケージの正面に貼付されており、示温インクを用いたもの。商品が冷えるにつれ、徳利のイラストの色が濃くなっていき、飲みごろの温度になると「のみごろ」の文字と雪の結晶のデザインが浮かびあがる。
今回の登録商標は、2015年から導入された音商標、色彩のみからなる商標、動き商標などの新しいタイプの商標の1つである「ホログラム商標」としての登録。「ホログラム商標」は、ホログラフィーなどの方法で文字や図形などの見え方が変化する商標を呼ぶもので、たとえば見る角度によって変化して見える文字や図形なども含まれる。
パッケージに「のみごろサイン」シールを採用し、飲みごろの温度がひと目で分かって最適な温度で飲める「清酒松竹梅特定名称酒スリムパック」シリーズは、2019年3月に発売された商品。宝酒造では、今後も吟醸酒や純米酒などの特定名称酒を、日常のお酒として冷やして楽しむという飲用シーンを提案していくことを発表している。

清酒松竹梅 特定名称酒500mlスリムパックシリーズ。左から、松竹梅<山田錦大吟醸>、<純米吟醸>、<純米大吟醸>、<大吟醸>、「山田錦」<特別純米>

宝ホールディングス株式会社/宝酒造株式会社
URL:https://www.takara.co.jp/
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2020/04/24
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