つまようじになれなかった木材たちが、コロナ対策の非接触棒に

純国産の黒文字楊枝など、国産爪楊枝の製造販売を行う菊水産業株式会社が、4月28日、爪楊枝になれなかった木材を利用した「つまようじ屋の非接触棒」の販売を開始すると発表した。価格は“コロナ(567)に負けない”という意味をこめて、568円(税別)。
同製品は、爪楊枝になれず、焼却処分するしかなくなった北海道産白樺材のカット棒を再利用した接触感染予防グッズ「非接触棒」。使い捨てにできるつまようじ材を感染予防対策に――というアイデアもさることながら、笑いの街・大阪の会社らしいパンチの効いたパッケージがおもしろい。

商品名に添えられているのは「さぁ思う存分つつくがよい」のひと言。街を汚すことなくきちんとエチケットを守って捨てて欲しいという思いから「使用済み非接触棒入れ」もセットになっているのだが、こちらには、おかん(お母さん)のセリフのような「ちゃんとほかしや~」の文字が入っている。

長さは約7.5㎝で1ケースおよそ120本入り。エレベーターのボタンや、自動販売機やインターホン、コインパーキングの精算機など、いろいろな場面で必要となる「非接触棒」なので、たくさん入っているのはありがたい。非プラスチック製なので、使い終わったら安心して燃えるゴミへ。

一見、冗談のような商品だが、国産の木材を使い、環境への配慮も忘れないエコロジーな商品である。
<「つまようじ屋の非接触棒」販売サイト>
(ヤフー店/単品)
URL:https://store.shopping.yahoo.co.jp/kikusuisangyou/2071.html
(Amazon店/単品)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B087Q94T5D?ref=myi_title_dp
(Amazon店/4個セット)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B087QPR8DD?ref=myi_title_dp

菊水産業株式会社
URL:http://kikusuisangyo.co.jp/home/products/
価格;568円(税別)
2020/04/28
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