Twitter、有害で誤解を招くコロナ投稿に警告メッセージ・ラベル・削除を適用

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Twitter社は、Twitter上で散見される新型コロナ感染症に関して有害で誤解を招く可能性のあるコンテンツについて、新たな取り組みを発表した。なお、本策は世界40カ国以上に適応されるが、日本がその枠組内かどうかは現時点では不明だ。
世界全体規模では収束傾向にあると見られるコロナウイルスの感染拡大。しかし、ロックダウン(都市封鎖)解除と共に感染例が増加というケースもあり、まだまだ予断を許さない状態だ。

コロナ関連の情報では、「お湯がきく」「5Gの電波が感染を加速」「中国の研究所から漏洩したもの」など、即デマとわかるものや真偽の不確かなものが多く出回っていた。

しかし、そのデマを信じてイギリスでは5Gの基地局を焼き払う被害が多発するなど、世界的なパンデミックの前に、信じられないような行動をとる人々も出現してしまっている。

そこでTwitterではコロナ関連の投稿について3種類に分類。公衆衛生当局などの専門家により虚偽または誤解を招くと判断された声明や主張は、「誤解を招く情報」として警告ラベルの添付もしくは投稿の削除対象になる。

また、正確性、真実性、または信頼性に疑いがあるものは「議論の余地のある情報」として警告ラベルが添付されるか、偽情報の可能性大の場合は投稿の内容はふせられ、公的な情報が得られるコンテンツへのリンクが貼られる。

なお、投稿の共有時点では真偽の確認が不十分な状態については「未検証の情報」として、警告ラベルなどの措置はとらず、現段階ではTwitter社からのアクションは起こさないとしている。

同社ではCOVID-19関連コンテンツを監視し続けるために社内システムを改善。今後もデマによって被害が増加しないよう、コンテンツのレビューとラベル付けを行っていくとしている。
発表資料
URL:https://blog.twitter.com/
2020/05/12
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