特殊印刷製法による和紙のような透かし模様入りのトイレットペーパーを丸富製紙が開発

新しいプリント入りトイレットペーパー「透かし模様プリントロール」

家庭紙メーカーの丸富製紙株式会社は、新しい特殊印刷製法を採用した透かし模様入りのトイレットペーパーを開発し、特許を出願したことを発表した(特許出願中:特許番号2020-74034)。和紙のような透かし模様が表現できる新しいプリント入りトイレットペーパー。新技術を活用し、“従来にない白インクのプリントロール”となっている。
プリント入りのトイレットペーパーは、同社の主力商品ジャンル。現在は、1色〜3色のカラーインクを用いた花柄やキャラクターものなど、普段の生活に楽しさと上質さを届けるような付加価値商品を展開している。
今回の新しいタイプは、トイレットペーパーの“白さ”にこだわりを持つユーザーも多いことなどから、透かし和紙の模様のように白い紙にも映える表現を生み出すべく開発に着手。ただし、透かし和紙そのもののような透かし製法では生産効率が悪いことから、特殊印刷製法によるものを目指した。
透かし模様風のプリントを表現するため、インク内に含まれる顔料や粘度を調整。また、透かし模様が白い紙でも見えやすいように、叩解度などの原紙スペックで印刷部分の不透明度が調整されている。同社では、この印刷技術を用い、新しいジャンルの「透かし模様プリントロール」として、家庭用から業務用まで幅広いジャンルにわたった商品を展開していく予定。
丸富製紙株式会社
URL:http://www.marutomi-seishi.co.jp/
2020/05/18
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