高速タイピングを可能にする「親指シフトキーボード」から富士通が撤退

FMV-KB613

富士通株式会社は、「親指シフトキーボード」3製品と「日本語ワープロ・入力ソフト」2製品について、販売・サポートを終了すると発表した。
親指シフトキーボードは、現在の主流である「JIS配列キーボード」とは異なり、富士通独自の「親指シフト入力方式」に対応するキーボード。

キーボード下部中央に「親指左」「親指右」キーが配置され、親指キーを押しながら入力したい文字キーを打鍵するという入力方式により、ローマ字入力よりも高速なタイピングができるとしていた。

しかし、現在市場で一般向けに販売されているキーボードのほとんどは「JIS配列キーボード」であり、親指シフトの機能優位性を十分に訴求できない状況のため、1980年5月発表以来40年間継続してきた親指シフトキーボード関連商品の終了が決まったとしている。

終了スケジュールは、個人向けの早いもので日本語ワープロソフト・入力ソフト「OASYS V10.0」「Japanist 10」が2020年9月に販売終了、2023年9月にサポート終了となる。

その後、2021年3月から順次、「親指シフトキーボード」3製品と「日本語ワープロ・入力ソフト」2製品の販売終了、サポート終了が実施されることになる。
発表資料
URL:https://www.fmworld.net/biz/fmv/whatsnew/20200519/index.html
2020/05/20
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