須藤玲子氏の「扇の舞」も出品されるイギリスの現代アート展がオンライン公開

須藤玲子《扇の舞》2020, Fabric Touch and Identity © Compton Verney, photography Jamie Woodley

イギリスのコンプトン・バーニー・アート・ギャラリーでの展覧会「ファブリック:タッチ&アイデンティティ」のフィナーレに、テキスタイルデザインスタジオ「NUNO」(https://www.nuno.com/)のディレクターである須藤玲子氏の大型インスタレーション「扇の舞(Japanese Fanfare)」が登場。現在、美術館は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて休館となっているが、展覧会のオンライン公開が開始されている。
コンプトン・バーニー・アート・ギャラリーは、イギリスのストラトフォード・アボン・エイボンから14kmの距離にある美術館。年に数回のペースで、ユニークな切り口の企画展を開催している。「ファブリック:タッチ&アイデンティティ」の会期は、2021年1月まで延長されることが決まった。“第2の皮膚”とも言えるファブリックについて、アート、デザイン、ファッション、映画、ダンスを通し、その身体性と社会性に迫っている。
須藤玲子氏の「扇の舞」は、この展覧会の最後の展示室に登場。2017年にワシントンDCにあるJ. F. ケネディ・センターで、大統領生誕100周年を記念して開催された展示を発展させたものだ。前回と同様に、フランスの建築家のアドリアン・ガルデール氏が空間デザインを担当。223にも及ぶ布製の青い扇が展示室を覆い尽くしている。
コンプトン・バーニー・アート・ギャラリー/NUNO(株式会社布)
URL:https://www.comptonverney.org.uk/fabric-touch-identity/
2020/05/22
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