ポーラ美術館の「モネとマティス-もうひとつの楽園」展が展示内容を変更して開幕

クロード・モネ「睡蓮」1907年
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

2020年4月3日(金)から臨時休館を続けていたポーラ美術館が、休業要請の解除を受け、6月1日(月)から再開することになった。再開に際しては、館内の感染防止策の強化や運営の一部変更など、新型コロナウイルス感染症の防止対策を徹底。その一例として、入館者数は1日に800人を上限とし、ソーシャルディスタンスが保てるかを確認しながら、場合によってはさらに入場制限を設けられることもある。
当初は4月から開催予定であった「モネとマティス -もうひとつの楽園」展も、美術館の再開と同時に6月1日(月)から開幕して11月3日(火・祝)まで開催。この展覧会は、モネとマティスにとって“楽園”が重要な絵画の主題であることに注目し、2人がいかに“楽園”を創りあげ、作品へと昇華させていったかを検証する内容だ。
ただし、渡航制限の影響により、海外所蔵の作品の展示などには一部変更が加わった。当初は海外10カ所から20点、国内21カ所から約30点の作品を集め、計90点の作品が紹介される予定であったが、海外借用作品の20点は延期。そこで、国内借用作品の約30点を含むモネとマティスの約70点の作品に、ポーラ美術館のコレクションの中から関連作家の作品20点ほどを加え、合計で約90点が紹介される。
会期中無休(展示替えによる臨時休館あり)で、開館時間は9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)。なお、4月3日(金)で終了となった「シュルレアリスムと絵画」展の前売券も、このモネとマティス展で利用できるようになっている(招待券を除く)。

アンリ・マティス「赤い室内の緑衣の女」1947年
ひろしま美術館蔵

■期間:
2020年6月1日(月)~11月3日(火・祝)

■開催場所:
ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先:
ポーラ美術館
tel. 0460-84-2111
url. https://www.polamuseum.or.jp/
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