動物をモチーフにした文化財が集まる九州国立博物館の特集展示「きゅーはく どうぶつえん」

重要文化財 仏涅槃図(部分) 命尊筆 鎌倉時代・1323年 九州国立博物館

新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館していた九州国立博物館が、2020年6月2日(火)に再開館する。それに伴い、特集展示「きゅーはく どうぶつえん」が、会期を変更して6月2日(火)から7月12日(日)まで開催されることとなった。会場は、文化交流展示室 第3室・第11室。再開にあたっては、来館者にヘルスチェックシートの提出を求めることをはじめ、新型コロナウイルス感染予防のためのさまざまな対策が講じられている。
「きゅーはく どうぶつえん」では、動物をモチーフにした文化財が集合。第3室では“おもちゃ箱をひっくり返したよう”に小さな作品が並び、第11室では想像上の動物や人間たちによって特別な意味を与えられた動物たちが取り揃えられている。展示されるのは、陶磁や金工、漆工、刀剣、埴輪、壁画、絵画など多岐の分野にわたるもの。また、この展示は九州国立博物館に隣接する太宰府天満宮の境内にある「太宰府天満宮宝物殿」で開催中の「愛でたいもの-太宰府天満宮ニューアートコレクションより」と連携しており、天満宮宝物殿や天満宮境内の“動物たち”も本展とあわせて鑑賞する楽しみ方もある。
なお、九州国立博物館では、文化交流展示室 第6室・第7室などにて、同じく6月2日(火)から「筑紫の神と仏」と題した特集展示も開催。開館15周年と大宰府史跡指定100年を記念した展示で、こちらの会期は8月30日(日)までとなる。
■期間(きゅーはく どうぶつえん):
2020年6月2日(火)~7月12日(日)

■開催場所:
九州国立博物館
福岡県太宰府市石坂4-7-2

■問い合わせ先:
九州国立博物館
tel. 050-5542-8600(ハローダイヤル)
url. https://www.kyuhaku.jp/
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