ダイナコムウェア、年間ライセンス「DynaSmart V」のアップグレードで57書体を追加

「DynaSmart V」アップグレード

ダイナコムウェア株式会社は、ダイナフォントの年間ライセンス「DynaSmart V」「DynaSmart 教育機関向けプラン」「DynaSmart 学生版」の契約ユーザーに向けて、新たに57書体の提供を開始した。2020年の新書体を含むラインナップ。2020年6月5日(金)以降に現行のオンラインインストーラを起動すると更新ウィンドウが表示され、インストーラの更新後に追加書体を利用できる。
「DynaSmart V」はプロデザイナー向けの年間ライセンスで、印刷、Web、映像、ゲームと許諾範囲が広い。今回のアップグレードでは、「UD明朝体」「UDゴシック体 繁体字中国語」「UDゴシック体 簡体字中国語」「金剛黒体クメール語」「金剛黒体アルメニア語」「金剛黒体ラオス語」「楷書体シリーズ令和版」など多彩な書体が追加された。
一例として、「UD明朝体」はユニバーサルデザイン(UD)をコンセプトとして開発された明朝体。視認性と可読性が高められており、高齢者や弱視(ロービジョン)の人を含めて、全ての人が読みやすいように開発されている。W2〜W7まで6種類のウエイトでのファミリー展開。通常の明朝体と比べ、文字のふところを広げ、横画を太くし、収筆部分に丸みを持たせてデザインされている。「楷書体シリーズ令和版」は、ダイナフォント楷書体シリーズの6書体の“令和版”。元号「令和」の発表の際の“令”の字形に対応している。
そのほか、国内外のアワードを受賞した書体である「甲金文体」もTrueType形式(Win版/Mac版)で追加。この追加2書体(DFP甲金文体AW6/BW6)は、「DynaSmart T」の契約ユーザーも利用が可能だ。ダイナフォントの代表的な書体である金文体に続き、あらためて古代文字の美しさに着目した書体。甲骨文や金文体の特徴である幾何学的な模様を取り入れ、素朴ながらも気品を備えた書体となっている。

「UD明朝体」

「金剛黒体」

「楷書体シリーズ令和版」

「甲金文体」

ダイナコムウェア株式会社
URL:http://www.dynacw.co.jp/
2020/06/05
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