リニューアルオープンした京都市京セラ美術館が京都府以外からの来館の受け入れも開始

2017年4月から閉館し、耐震性向上や展示スペース拡大のための改修・増築工事を進めていた「京都市京セラ美術館」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため当初の予定を延期し、2020年5月26日（火）にリニューアルオープンを果たした。これまでは来場を京都府民に限定していたが、6月19日（金）から京都府以外に住む人の来場の受け入れも開始。感染拡大の“第二波”を防止するため、引き続き事前予約制による入館制限や入館者の体温チェックをしっかりと実施しながら運営される。

1933年に開館した「京都市京セラ美術館」における今回のリニューアルでは、現代アートに対応した新館の「東山キューブ」をはじめ、本館の陳列室で京都画壇の作品などの収蔵品を紹介する「コレクションルーム」、新進作家を支援する「ザ・トライアングル」などが登場した。伝統と革新が交わって進化する京都を体現するようなデザインと機能の新たな美術館として生まれ変わり、今後もさまざまな時代・ジャンルの芸術を発信していく。

現在は「杉本博司 瑠璃の浄土」や「京都の美術 250年の夢 最初の一歩：コレクションの原点」、「コレクションルーム」などを開催中。6月19日（金）以降の事前予約期間は6月19日（金）〜7月5日（日）で、新型コロナウイルス感染症の状況によっては、7月5日（日）以降も事前予約制による入館制限が継続される場合がある。定員は展覧会30分ごと（10:00〜17:00の間）に75人。受付は先着順で、予約はWebサイトまたは電話にて行うことができ、Webサイトでは24時間受付に対応している（ただし受付開始日は10:00からの開始/電話での受付は10:00〜18:00）。

■期間：
2020年6月19日（金）～

■開催場所：
京都市京セラ美術館
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124

■問い合わせ先：
京都市京セラ美術館
tel. 075-771-4334
url. https://kyotocity-kyocera.museum/