1939年にパリで初めて写真術が公開されてからの「フランスの写真」の歴史を紹介する展覧会が開催

アドルフ・ブラウン
「装飾のための花の習作集成」より
1853年

2020年6月25日(木)から9月28日(月)まで、島根県立美術館 コレクション展示室4にて「フランスの写真」展が開催される。特に19世紀の写真を中心に、約100点を展示してフランスの写真の魅力を紹介。会期中の9月20日(日)の14:00からは、美術館ホールにて、同美術館主席学芸員/本展企画者の蔦谷典子氏が講師を務め「フランス19世紀の写真」と題したイベントも実施される(当日先着順/95席/約60分)。
写真術のダゲレオタイプは、1839年にパリの科学と美術の合同アカデミーで公式発表された。鮮明な画像を定着するこの写真術は、瞬く間に世界中に拡散。19世紀フランスで豊かな文化が花開いた1つの象徴ともなっている。その後、新たに湿板コロジオン法が開発され、ネガ=ポジ法による複数生産が可能な精緻な画像が得られるようになり、写真の可能性は広がっていった。フランスの歴史的建造物の記録や、変わりゆくパリの街の記録などで公式に写真が活用されたほか、芸術性も高まったいく。
本展では、そのフランスの写真の歴史に注目。19世紀の写真家のアドルフ・ブラウンによる作品などを通じて紹介される。火曜休館(ただし6月30日と8月11日と9月22日は開館)、時間は10:00〜日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)で、当日券での料金は一般300円/大学生200円/高校生以下無料。
■期間:
2020年6月25日(木)~9月28日(月)

■開催場所:
島根県立美術館 コレクション展示室4
島根県松江市袖師町1-5

■問い合わせ先:
島根県立美術館
tel. 0852-55-4700
url. https://www.shimane-art-museum.jp/
MdN DIのトップぺージ