モリサワ、2020年秋にリリース予定の新書体を発表

2020年モリサワ新書体

株式会社モリサワは、2020年秋以降にリリース予定の新書体を発表した。「MORISAWA PASSPORT」製品や「MORISAWA Font Select Pack」製品、Webフォントサービスの「TypeSquare」といった対象製品を通じて利用が可能。各書体の詳細やリリース日は、同社Webサイトの新書体特設ページ(https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2020/)で随時に案内される。
今年度は、フェルトペンのメモ書きのような親しみやすい印象のペン字体「ぺんぱる」、中国の晋の時代の碑文と日本の近代活字を復刻した柔らかなゴシック体「くれたけ銘石」、漫画の吹き出しや辞書の見出しなどで使われるアンチック体にインクの滲みの加工を施した「秀英にじみアンチック」、「UD黎ミン」シリーズとの併記を目的として開発されたセリフ体「Lutes UD PE」が提供される。また、「黎ミン」「新ゴ」「新丸ゴ」のAP版のほか、かな書体「秀英アンチック」と「秀英角ゴシック」の漢字を組み合わせた「秀英アンチック+」も追加予定だ。
そのほか、同社ではフォント管理ツール「FontKeeper2」もリリース。従来の「FontKeeper」からのバージョンアップで、コレクションの並び替えやグループ化に対応した。書体検索カテゴリーも追加され、メーカ別や言語別での書体検索も実現。これまでMacのみに対応していた重複フォントの解決機能は、今回のバージョンアップでWindows版にも展開されている。この「FontKeeper2」は既に提供が開始されており、「MORISAWA PASSPORT」「MORISAWA PASSPORT ONE」「MORISWA PASSPORT アカデミック版」「TypeBank PASSPORT」を利用中のユーザーは無料で使うことが可能。

「ぺんぱる」

「くれたけ銘石」

「秀英にじみアンチック」

株式会社モリサワ
URL:http://www.morisawa.co.jp/
2020/06/26
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