発泡スチロールを題材とした新シリーズも展示される浅香弘能氏の個展「KASHOUMON－《仮象》」

2020年7月1日（水）から7月13日（月）まで、新宿高島屋 10Fの美術画廊にて「浅香 弘能展 KASHOUMON－《仮象》」が開催される。これまで20年以上にわたり、石を素材として彫刻作品を発表してきた彫刻家の浅香弘能氏による個展。本展では、石とは正反対の性質を持つ発泡スチロールを題材として石で表現した新シリーズも含め、約20点が展示される。開催時間は会場となる店舗の営業時間に準じ、最終日のみ16:00閉場。

1977年大阪府堺市生まれの浅香弘能氏は、京都造形芸術大学美術学科を卒業後、国内外で多くの個展を開催し、数々のグループ展にも参加してきた。日本刀の持つ曲線美に魅せられ、刀をモチーフにした作品や手裏剣、スカルといった彫刻作品を発表。気の遠くなるほど長い年月にわたり眠り続けた末に掘り起こされた石に“新たな生命を宿す”ような制作活動を展開している。

本展で登場する新たなシリーズ作品は、石とは真逆の性質を持つ素材である発砲スチロールをモチーフとしたもの。写実性に終始することなく、存在とはなにか、美しさとは何かをストイックなまでに探求し続ける浅香氏の“新たなフェーズ”を堪能することができる。

■期間：
2020年7月1日（水）～7月13日（月）

■開催場所：
新宿高島屋 10F 美術画廊
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2

■問い合わせ先：
新宿高島屋
tel. 03-5361-1111（代表）
url. https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/