岡山県の印刷会社の友野印刷がSIAA認証の「抗菌印刷」のサービスを開始
岡山県岡山市北区に本社を構える友野印刷株式会社は、2020年7月より「抗菌印刷」のサービスを開始した。抗菌製品技術協議会（SIAA）が定めた抗菌性・安全性などの基準をクリアしている製品への付与が可能な「SIAAマーク」を6月に取得。同社発表によると、岡山県内の印刷会社では初の取得であるという。
新型コロナウイルス感染拡大を背景に、現在では抗菌への意識の高まりと需要が非常に高まっている。そこで、1961年の創業以来、「情報の蓄積・加工・伝達を支援し、社会に役立つ価値観を創造する」を企業理念としてきた友野印刷株式会社でも「抗菌印刷」の提供をスタート。主な用途としては、“抗菌・低臭”の用途に向いているチラシ、パンフレット、包装紙、パッケージ、薬袋、マスクケース、メニュー、ランチョンマット、絵本、一般書籍など、不特定多数の人が手にする機会が多い印刷物を想定している。
この「抗菌印刷」は、印刷後の表面に抗菌ニスを塗布することで、銀イオンによる細菌の増殖を抑制する仕組み。抗菌効果に加え、インキの原料である樹脂や植物油特有の臭いを抑制する防臭機能も兼ね備えた印刷方法だ。同社で抗菌印刷した印刷物には「SIAAマーク」の掲載が可能となる。