ウイルス感染メール「Emotet」の攻撃再開を観測、国内企業での被害も確認

メールの注意ポイント

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、ウイルスへの感染を狙うメール「Emotet」について、攻撃再開を観測したと発表。注意喚起を行っている。
「Emotet」は、過去のメールの内容を利用し、実在の相手の氏名やメールアドレス、メールの内容等の一部を使うことで、相手を安心させ、添付ファイルを開かせる手段が話題になったウイルス感染メール。

2020年1月頃には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を題材にしたメールが送られるなど、最初に報告された後も散発的に活動が見られたが、2020年7月中旬になって攻撃活動が再開しているという。

すでに日本国内企業のメールアカウントが攻撃者に乗っ取られ、外部へEmotetの攻撃メールがばら撒かれてしまったという悪用事案が確認されている。

メールの内容は以前と変わらずビジネスメールなどを装ったもので、メール件名・添付ファイル名は「請求書の件です。」「ご入金額の通知・ご請求書発行のお願い」「会議への招待」「ドキュメント」など。

このようなメールが届いても、メール内の「コンテンツの有効化」ボタンをクリックしないよう注意が必用だ。
発表資料
URL:https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L12
2020/07/30
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