竹久夢二など当時の時代の最先端となった作品を紹介する企画展「大正イマジュリィの世界」

左:竹久夢二「汝が碧き眼を開け」(1917年初版)個人蔵
右:水島爾保布「人魚の嘆き」(谷崎潤一郎著 1919年 挿画)個人蔵

2020年8月1日(土)から9月22日(火・祝)まで、佐倉市立美術館 2・3F展示室にて、特別企画展「儚く、妖しく、美しく-大正イマジュリィの世界」が開催される。「イマジュリィ」とは、イメージ図像を意味するフランス語で、装幀や挿絵、ポスター、絵はがき、広告、マンガ、写真などの大衆的な複製図像の総称でもある言葉。本展では、竹久夢二(1884〜1934年)や高畠華宵(1888〜1966年)、藤島武二(1867〜1943年)など、大正とその前後の時代の最先端を行き、人々の心をつかんだ数々の作品が紹介される。
明治維新以来、近代化および西欧化の道を歩んだ日本では、大正時代から昭和初期にかけて新しい大衆文化が花開き、多様な印刷図像が登場した。本展は、ポピュラー・カルチャーの旗手として位置付けられ、その前後の時代を彩った“イマジュリィ”に注目し、今もなお清新な輝きを放つ作品の数々を楽しめる企画だ。
明治図案から大正イマジュリィへの橋渡しをした浅井忠(1856〜1907年)や、浅井忠の図案をもとにした工芸作品、大正イマジュリィを立体化したような家具をデザインした森谷延雄(1893〜1927年)など、佐倉に縁のある作家もあわせて紹介。佐倉市立美術館ならではの展示が展開される。月曜休館(8月10日と9月21日は開館で8月11日は振替休館)、開館時間は10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)で、当日券での観覧料は一般800円/高校・大学生600円/小・中学生400円/未就学児無料。
■期間:
2020年8月1日(土)~9月22日(火・祝)

■開催場所:
佐倉市立美術館 2・3F展示室
千葉県佐倉市新町210

■問い合わせ先:
佐倉市立美術館
tel. 043-485-7851
url. https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/
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