江戸東京博物館に新たに収蔵された資料を紹介する企画展「市民からのおくりもの2019」

「徳川秀忠像」伝冷泉為恭/画 江戸末期

2020年8月4日(火)から9月27日(日)まで、江戸東京博物館 1F特別展示室にて、「市民からのおくりもの2019-平成30年度 新収蔵品から-」が開催される。当初は3月〜5月に5F企画展示室での開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症防止のため中止となったため、一部の展示資料を変更したうえであらためて開催。同博物館に新たに収蔵された資料を見ることができる機会となる。
東京都江戸東京博物館では、江戸東京の歴史と文化に関する資料を収集し、それらを未来へ伝えるために保存管理している。また、資料が持つさまざまな情報について調査研究を行い、その成果を展示などで公開している。2020年度は、寄贈資料を含め、全1,807点の資料が収蔵品に加わった。資料の寄贈者への感謝も込めて、本展では選りすぐりの資料が広く紹介される。
展示されるのは、2代将軍徳川秀忠の稀少な肖像画(8月4日〜8月23日展示)、徳川家と閑院宮家をつないだ婚礼道具、美人として名高い笠森お仙を描いた鈴木春信の錦絵(8月25日〜9 月27日展示)、「幕末の三舟」の1人である高橋泥舟の書跡や高橋家伝来の資料、永代橋など明治期の東京風景写真、関東大震災の発生から復興までの関係資料群。さらに、新型コロナウイルス感染症の治療などで日夜奮闘している医療従事者などに向けた感謝を込め、同博物館で所蔵している“青色”のコレクションを紹介する特別企画「『青』でみる江戸東京」も展開される。
■期間:
2020年8月4日(火)~9月27日(日)

■開催場所:
江戸東京博物館
東京都墨田区横網1-4-1

■問い合わせ先:
江戸東京博物館
url. http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
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