東洋的な独特の色彩感覚などで今もファンを魅了する画家の業績を回顧した「山口薫展」

「親馬と仔馬」1961年

2020年9月2日(水)から9月27日(日)まで、弥栄画廊銀座店にて「山口薫展」が開催される。画家の山口薫(1907〜1968年)の業績を回顧した作品展。没後50年を過ぎた今でも多くのファンを魅了している東洋的な独特の色彩感覚や、時代に左右されない造形力を楽しむことができる。休廊日は月曜と火曜で、時間は11:30〜18:30。
山口薫は群馬県の箕輪村(現在の高崎市内)に生まれ、東京美術学校(現在の東京藝術大学)で学んだ。卒業後はパリへ留学し、1933年に帰国。1937年の自由美術家協会の設立や、その後のモダンアート協会の発展への貢献など、画家として戦前戦後の日本における重要な仕事に携わった。その一方で、東京藝術大学で教鞭を執り、多くの後進を指導。サンパウロ、ヴェネツィアの各ビエンナーレにも出展して、日本の現代美術の礎を作ることにも貢献した。
本展では、1930年代から1960年代にかけて描かれた牛や少女などの代表的なモチーフの作品を紹介。“落ち着きと不安”や“自然と都市”や“具象と抽象”を行き来しながら、今また新しい見え方を示しつつある山口薫の作品世界を堪能することができる。
■期間:
2020年9月2日(水)~9月27日(日)

■開催場所:
弥栄画廊銀座店
東京都中央区銀座7-10-8 第五太陽ビル 1F

■問い合わせ先:
弥栄画廊銀座店
tel. 03-6263-9707
url. https://www.yasakag.net/
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