モリサワ、「MORISAWA PASSPORT」に游明朝体などの字游工房の全46書体を追加

「MORISAWA PASSPORT」2020年新書体

株式会社モリサワは、「MORISAWA PASSPORT」にて、有限会社字游工房がライセンスを保有するフォントの提供を開始する。2020年秋以降に利用が可能となる予定。今後、各書体の詳細やリリース日は、株式会社モリサワのWebサイトの新書体特設ページ(https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2020/)で随時に案内される。
有限会社字游工房は、書体の制作からロゴタイプの企画制作まで行っているフォントメーカー。1989年の設立以降、株式会社SCREENグラフィックソリューションズの「ヒラギノフォント」や「こぶりなゴシック」、大日本印刷株式会社の「秀英体」ファミリーの一部書体、凸版印刷株式会社の「凸版文久体」ファミリーなどの制作に関わり、自社ブランドの「游書体ライブラリー」でも「游明朝体」や「游ゴシック体」といった高品質な書体をリリースしている。株式会社モリサワによる株式取得を経て、2019年3月から同社の子会社となった。
「MORISAWA PASSPORT」で利用できるようになるのは、長文組版での可読性を追求したフラッグシップ書体の「游明朝体」や「游ゴシック体」をはじめ、大正時代の金属活字の雰囲気を持つ「游築見出し明朝体」、筆文字を読みやすくアレンジした「游勘亭流」、東京書籍株式会社と共同開発された教科書体「游教科書体 New」および小学英語用欧文書体の「JKHandwriting」など全46書体。「游明朝体五号かな」「游明朝体36ポかな」「游築初号かな」「游ゴシック体初号かな」といった情緒豊かな仮名書体も含まれる。

「游明朝体」

「游築見出し明朝体」

「游ゴシック体」

「游教科書体 New」

株式会社モリサワ
URL:http://www.morisawa.co.jp/
2020/09/07
MdN DIのトップぺージ