無料のWebブラウザ「Vivaldi」に閲覧中の情報を即座に隠せる“一時停止”ボタンが追加

「Vivaldi 3.3」

ノルウェーに本社を構えるVivaldi Technologies社は、デスクトップ向けの無料Webブラウザ「Vivaldi」の最新バージョン3.3をリリースした。さまざまな機能が追加されており、その中でも目玉となるのが「ブレイクモード」。ステータスバーの左下にあるボタンやクイックコマンド、ショートカットキーによって、ブラウジングを“一時停止”できる。
「ブレイクモード」を実行すると、HTML5のオーディオやビデオがミュート状態で停止され、開いているページやパネルの中身が隠されて、タブのサムネイルも真っ白になる。仕事時間と休憩時間を切り替えるときに役立つ機能として実装されたが、それ以外にプライベートなコンテンツ閲覧を隠す目的でも活用が可能だ。機密事項を扱う作業中や、他人には知られたくないWebブラウジング中に、「ブレイクモード」によって一時的に内容を非表示にして隠すことが可能。三角マークの再生ボタンを押すことで、中断していた場所からブラウジングを再開でき、オーディオやビデオも再び再生される。
また、悪意のあるURLに気付きやすいように、アドレスバーのURL内のベースドメインが強調表示される機能も用意された。さらに、Ctrlキー(macOSではCommandキー)を押しながらアドレスバーにあるURLの任意の箇所にマウスカーソルを持っていくと、ディレクトリ単位で区切られる場所を強調表示する機能も搭載。任意の箇所でクリックすることで、簡単に上位のディレクトリにアクセスできる。
そのほか、ブラウザ内蔵のトラッカーブロッカーと広告ブロッカー機能では、ユーザーがより安全に閲覧できるようなルール追加の強化も行われた。プライベートウィンドウ用の新しいデフォルトテーマも追加されている。
Vivaldi Technologies社
URL:https://vivaldi.com/ja/
2020/09/09
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