日本橋高島屋の呉服売場で粋なデザインの「江戸マスク」を集めた販売イベントが開催中

葛飾北斎がデザインした小紋のマスク(「志つぽうのねぢ」)

2020年9月9日(水)から9月30日(火)まで、日本橋高島屋S.C. 本館7Fの呉服売場にて、「江戸マスク」を集めた販売イベントが開催されている。江戸時代から伝承される職人の技・デザインにフォーカスしたマスクを集積。新しい生活様式で活用できる数多くの“粋”なマスクが取り揃えられている。
「江戸マスク」の一例としては、江戸の浮世絵師の葛飾北斎による「新型小紋帳」の文様を用いたマスクが登場。葛飾北斎は、稀代のデザイナーとして着物や工芸品の図案集を手掛けたことでも知られている。特に「新型小紋帳」は、1884年に復刻し、1986年にボストン美術館の収蔵庫で版木が発見されたことでも話題となった。この「北斎小紋」のマスクは、純国産糸が表地・裏地に用いられた絹マスクとなっており、表生地には「北斎小紋」の友禅染め、裏生地はシルクニットの仕様となっている。
そのほか、江戸の老舗「竺仙」の職人が1点ずつ手縫いで仕上げたマスクや、千代紙の版元である創業150年超の「菊寿堂いせ辰」による江戸千代紙の柄で作ったマスクなどが集合。日本橋のさまざまな町名と街並みが描かれ、千社札が散りばめられた柄のマスクなども取り扱われている。

「竺仙」のしごき染めマスク

「いせ辰」の千代紙の柄のマスク

■期間:
2020年9月9日(水)~9月30日(火)

■開催場所:
日本橋高島屋S.C. 本館7F 呉服売場
東京都中央区日本橋2-4-1

■問い合わせ先:
日本橋高島屋
tel. 03-3211-4111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/
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