伊藤園、茶殻リサイクルシステムを活用した茶殻紙による「茶殻入り紙製マスクケース」を開発

株式会社イムラ封筒社製マスクケースの使用イメージ

株式会社伊藤園は、株式会社イムラ封筒や溝端紙工印刷株式会社と共同で「茶殻入り紙製マスクケース」を開発した。株式会社伊藤園の独自技術である「茶殻リサイクルシステム」によって開発された「茶殻紙」をマスクケース化したもの。株式会社イムラ封筒の封筒、溝端紙工印刷株式会社の箸袋と、それぞれの製袋技術も生かされている。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、飛沫予防の目的で、現在ではマスクを日常的に着用する“新しい生活様式”が定着しつつある。一方で、発汗などでのマスク内の臭いや衛生面への懸念、食事の際のマスクの一時保管の場所など、マスク着用に関する課題も表面化しつつあるのが現状だ。今回の「茶殻入り紙製マスクケース」は、それらの課題を解決するアイテムとして開発された。
この「茶殻入り紙製マスクケース」では、カテキンをはじめとする緑茶成分由来の抗菌・消臭効果を備えており、爽やかなお茶の香りを感じることもできる。2020年9月下旬以降に、株式会社イムラ封筒と溝端紙工印刷株式会社の両社を通じて、飲食店/ホテル/医療機関などに向けて販売される予定。消費者は、それらの各施設にて利用できるようになることが見込まれている。
株式会社イムラ封筒製のマスクケースは、207(幅)×125(高さ)mmの仕様。茶殻を用いた情報保護封筒を作る技術によって、中身が透けない特徴がある。溝端紙工印刷株式会社製のマスクケースは、サイズが168(幅)×130(高さ)mm。和紙のような風合いが表現されており、温もりが感じられる素材となっている。

溝端紙工印刷株式会社製マスクケース

株式会社伊藤園/株式会社イムラ封筒/溝端紙工印刷株式会社
URL:https://www.itoen.co.jp/
2020/09/28
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