鉄のオブジェを中心とした約40点の作品が展示される留守玲氏の個展「過飽和より」

「ドライ・グリッター」
撮影:斎城卓

2020年9月30日(水)から10月6日(火)まで、日本橋高島屋S.C. 本館6Fの美術工芸サロンにて、留守玲氏の個展「過飽和より」が開催される。鉄のオブジェを中心とした約40点の作品を展示。開催時間は店舗の営業時間に準じ、最終日のみ16:00閉場となる。
1976年宮城県生まれの留守玲氏は、2002年に多摩美術大学大学院美術研究科を修了。2003年には財団法人日本文化藝術財団 第11回日本現代藝術奨励賞、2016年には第27回タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞を受賞した。神奈川県の小田原市に工房を構えて、精力的な制作活動を展開。小さな鉄のチップを1片ずつ積み重ねて熔接する技法をはじめ、さまざまな方法を駆使して作品を生み出している。
「熔断とは物理的解体だが、積極的な思考の解体、再構築でもある」と語る留守氏は、錆びや朽ちるといった“時間軸”と、制作の過程から見出した新たな発見も生かした“空間軸”によって、本質的な作品の制作に取り組んでいる。素材とする鉄と真摯に向き合いながら、自らの鉄観、さび観、熔接観を探りながら作品として昇華。本展では、旧作を熔断解体し、現在の視点で再構築した作品も発表される。
■期間:
2020年9月30日(水)~10月6日(火)

■開催場所:
日本橋高島屋S.C. 本館6F 美術工芸サロン
東京都中央区日本橋2-4-1

■問い合わせ先:
日本橋高島屋S.C. 本館
tel. 03-3211-4111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/
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