京セラ、光学迷彩や空中ディスプレイ搭載のコンセプトカー「Moeye(モアイ)」発表

光学迷彩イメージ

京セラ株式会社は、光学迷彩や空中ディスプレイといった先端テクノロジーを複数搭載するコンセプトカー「Moeye(モアイ)」を発表した。

「Moeye(モアイ)」

本コンセプトカーは、自動運転化やMaaS(Mobility as a Service=マース)の普及が進む現代において、車室内空間の重要性に着目し、未来のコクピットを完全オリジナルデザインで表現したもの。

視覚面での京セラ独自技術としては、オリジナルキャラクター"モビすけ"がダッシュボード上部の空間に浮かび上がり、ドライバーを楽しくナビゲートする「空中ディスプレイ」や朝夕の自然光を自由に変調し車室内を演出できる「LED照明 CERAPHIC(セラフィック)」、車内装飾に「京都オパール宝飾」を使用している。

LED照明 CERAPHIC(セラフィック)

また、ダッシュボード上に前方の風景映像を投影できる「光学迷彩技術」も搭載する。

そのほか、パネル操作にリアルな触感を与える触覚伝達技術「HAPTIVITY(ハプティビティ)」、クリアなサウンドを届けるピエゾ素子を用いた「振動スピーカー」、車室内に5種類の豊かな香り・匂いを噴射できる「アロマ芳香器」といった機能も備える。

同社では、今後もモビリティセグメントにおいて、独自のデバイスやシステムを開発することで、安全・安心・快適な車社会の実現に貢献し、未来の自動車のコンセプトと、新しいユーザー・エクスペリエンスを提案するとしている。
発表資料
URL:https://www.kyocera.co.jp/news/2020/0905_llps.html
2020/10/02
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