東京都美術館の前身である“東京府美術館”の歴史を辿るアーカイブズ資料展示「旧館を知る」

旧館の外観(1960年撮影)

2020年10月6日(火)から12月6日(日)まで、東京都美術館 佐藤慶太郎記念 アートラウンジ(中央棟 1F)にて、アーカイブズ資料展示「旧館を知る」が開催されている。東京都美術館が所蔵する資料が紹介されており、1926年に開館した「東京府美術館」の歩みを辿る内容。事前予約を必要とせずに入場できる。休館日は第1・第3月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)で、開館時間は9:30〜17:30(入館は閉館30分前まで)。
東京都美術館は、北九州出身の実業家である佐藤慶太郎(1868〜1940年)が1,000,000円(現在の約3,200,000,000円相当)を寄付したことによって建設された。当時は「東京府美術館」と呼ばれ、その建物は建築家の岡田信一郎(1883〜1932年)が設計。近代クラシック様式で建設され、“美の殿堂”にふさわしい列柱を構えた堂々たる建物となった。数々の展覧会の舞台となり、人々の創作活動と交流の場として機能。1975年の新館(現在の東京都美術館)の建設を機に、その役目を終えた。
本展では、各種の資料を通して旧館の建設からの歴史を辿り、「東京府美術館」の佇まいに思いを馳せることが可能。なお、会場となる佐藤慶太郎記念 アートラウンジは、北欧デザインの椅子でゆったりとした時間を過ごせる休憩スペースで、他館の展覧会チラシや検索端末が設置されており、その一角には佐藤慶太郎の胸像もある。
■期間:
2020年10月6日(火)~12月6日(日)

■開催場所:
東京都美術館 佐藤慶太郎記念 アートラウンジ(中央棟 1F)
東京都台東区上野公園8-36

■問い合わせ先:
東京都美術館
tel. 03-3823-6921
url. https://www.tobikan.jp/
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