約40点の作品で奥ゆかしい水墨画の世界を堪能できる「水墨画家 藤井湧泉の世界展」

2020年10月7日（水）から10月13日（火）まで、大丸心斎橋店 本館8Fのアールグロリュー ギャラリー オブ オーサカにて「水墨画家 藤井湧泉の世界展」が開催される。藤井湧泉氏にとって百貨店では初の開催となる個展。約40点の作品が紹介され、奥ゆかしい水墨画の世界を堪能できる。

藤井湧泉氏は、1964年に中国の江蘇省啓東市で生まれ、1984年に蘇州大学美術学院を卒業。その後は1992年に来日し、京都市立芸術大学大学院で美術研究の道を歩んだ。

2004年には永徳寺に「雲龍図屏風」、2008年には一休寺に「虎絵衝立」、2010年には高台寺円徳院に「蓮独鯉襖絵」、2012年には鹿苑寺（金閣寺）に「葡萄絵衝立」、相国寺に「野葡萄二曲屏風」と、各所に作品を奉納。2019年には、高台寺で12面の妖女襖絵による奉納襖絵「妖女赤夜行進図」が特別公開された。相国寺の襖絵では虎や龍や鶴などの伝統的な図柄を穏やかな筆致で描き、高台寺の襖絵では舞い踊る艶やかな遊女たちを描くなど、作品の中で独自の世界を表現している。

本展は、入場無料で作品を鑑賞することが可能。開催時間は店舗の営業時間に準じ、最終日のみ16:00閉場となる。

■期間：
2020年10月7日（水）～10月13日（火）

■開催場所：
アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店 本館8F

■問い合わせ先：
アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ
tel. 06-6271-1231（大丸心斎橋店 代表）
url. https://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/artglorieux/