世阿弥の“風姿花伝”から想を得て新境地に挑んだ作品が発表される岡信孝氏の個展「去来の花」

「東大寺椿」2曲1隻

2020年10月14日(水)から10月20日(火)まで、日本橋高島屋S.C. 本館6Fの美術画廊にて、日本画家の岡信孝氏による個展「去来の花」が開催される。米寿記念展としての開催。能楽の大成者である世阿弥の「風姿花伝」から想を得て新たな境地に挑んだ約40点の作品が発表され、沖縄の首里城を描いた全長10mの大作「琉球画巻」も初公開される。
岡信孝氏は神奈川県川崎市生まれで、祖父の川端龍子氏が主宰する青龍社展に出品を続けた。川端龍子氏の没後は、無所属作家として活動し、個展を中心に精力的に作品の発表を続けている。
岡信孝氏は、これまで一貫して、琳派に代表される装飾性や伝統的な様式美を採り入れながら、日本の四季の移ろいや自然への憧憬を独自の視点で表現してきた。近年は身近な花々に注目して作品を制作し、そこから発展して、本展で発表される作品のような新境地に挑んでいる。
なお、本展は、東京展の会期終了後に各地の高島屋へ巡回。11月18日(水)〜11月24日(火)には京都高島屋、12月2日(水)〜12月8日(火)には横浜高島屋、2021年1月6日(水)〜1月12日(火)には大阪高島屋で開催される。

「琉球画巻」(部分・首里城炎上)

■期間:
2020年10月14日(水)~10月20日(火)

■開催場所:
日本橋高島屋S.C. 本館6F 美術画廊
東京都中央区日本橋2-4-1

■問い合わせ先:
日本橋高島屋S.C. 本館
tel. 03-3211-4111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/
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