あるモチーフや手法にこだわって作品制作を続ける現代アーティストのグループ展「Exploring」

須永有「絵筆で照らす」

2020年10月20日(火)から10月31日(日)まで、銀座蔦屋書店の中央吹き抜けイベントスペース「GINZA ATRIUM」にて、「Exploring」が開催される。児玉麻緒氏、須永有氏、髙畠依子氏、仲田智氏、松井えり菜氏という5名の現代アーティストによるグループ展。展示作品は無料で鑑賞できる。
銀座蔦屋書店では、“アートのある暮らし”を提案している。今回開催されるのは、精力的に活動して国内外で注目される現代アーティストたちのグループ展だ。本展で紹介されるアーティストたちは、何か1つのモチーフまたは手法を継続的に使って制作していることが特徴。モチーフや技法や素材と向き合い、繰り返し描くことで、その魅力や可能性を探っている。
児玉麻緒氏は旅先や道ばたで目に留まった植物、須永有氏は絵筆やキャンバスなどの画材をモチーフとして作品を制作。髙畠依子氏は、画布の上に絵具を糸のようにして網状に重ね、キャンバスを再生成するかのような絵画をはじめ、実験・思索・試行を積み重ねて新たな絵画表現の可能性に挑んだ作品を発表し続けている。
仲田智氏は、錆びた鉄、旅行の切符やラベル、パンフレットなど身近な素材を使用したコラージュ作品や、より直感的に描くドローイングシリーズなどを継続的に制作。松井えり菜氏は、デビュー時から身近なモチーフである自画像の表現の可能性の模索を続け、近年では直接的に顔を描写する表現にとどまらず、西洋画と少女漫画をコマ割りでつないだ「古典回帰」シリーズや、自身の分身とも言える「ウーパールーパー」シリーズなどを展開している。
■期間:
2020年10月20日(火)~10月31日(日)

■開催場所:
GINZA ATRIUM
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F

■問い合わせ先:
銀座蔦屋書店
tel. 03-3575-7755
url. https://store.tsite.jp/ginza/
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