ビジュアルで楽しく学ぶ古典作品「大人の教養ぬり絵&なぞり描き 枕草子」

株式会社エムディエヌコーポレーションは、ぬり絵を楽しみながら枕草子を学びなおせる「大人の教養ぬり絵&なぞり描き 枕草子」を10月26日に発売する。B4変型判/80P/1,400円(税別)。
女性たちがいきいきと活躍した平安時代中期の日本。中でも紫式部の「源氏物語」と、清少納言の「枕草子」は、その名を知らぬ者はいない超有名作品だが、ちょっと待って。「枕草子」の内容を皆様はどのくらいご存じですか?

ストーリーの流れのない「枕草子」は、絵画作品として残っているものがあまり多くなく、作品冒頭の「春はあけぼの~」以外はあまり知られていないのが現状なのだ。そんな「枕草子」の中の、日記・随想・ものは尽くしの情景の数々を塗り絵で楽しめるのがこの一冊。

塗り絵として登場するのは「春はあけぼの」「上に候ふ御猫は」「懸想人にて来たるは」など20シーン以上。「女性はもっと世の中に出るべきよ!」そう主張するアクティブ女子・清少納言が繰り広げる、明るく華やかな平安ライフがいっぱいに盛り込まれている。

塗り絵をする際に参考となる、平安時代の流行や、塗り絵で和の色をつくるポイントなども紹介。塗って愉しみ、同時に学ぶこともできる、大人のための塗り絵ブックとなっている。
【描かれている章段】
春はあけぼの/上に候ふ御猫は/心ときめきするもの/あてなるもの/懸想人にて来たるは/頭中将のすずろなるそら言を聞きて/里にまかでたるに/職の御曹司におはしますころ、西の廂に/なまめかしきもの/宮の五節出ださせたまふに/淑景舎、春宮にまゐりたまふほどの事など/頭弁の、職にまゐりたまひて/なほめでたきこと/殿などのおはしまさで後、世の中に事出で来/正月十余日のほど、空いと黒う/碁をやむごとなき人の打つとて/宮にはじめてまゐりたるころ/野分のまたの日こそ/心にくきもの/見物は/御乳母の大輔の命婦、日向へくだるに/関白殿、二月二十一日に、法興院の/雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて/十二月二十四日、宮の御仏名の/大納言殿まゐりたまひて/跋文.この草子、目に見え心に思ふ事を

襲(かさね)の色目を楽しむ/混色で和の色をつくる

透けた布の表現/素材の違いを塗る

雪や氷の影の表現/雨の表現

出版社:株式会社エムディエヌコーポレーション
価格:1,400円(税別)
谷苑子 著,八條忠基 監修
URL:https://books.mdn.co.jp/books/3220403007/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844369962/
2020/10/26
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