マンガの新たな可能性を模索した表現を展開している田村吉康氏の個展「ICON-TACT」

「見立て弁天変奏I」
46.3(幅)×57(高さ)cm
キャンバスにアクリル、金箔

2020年11月11日(水)から11月23日(月・祝)まで、新宿高島屋 10Fの美術画廊にて「田村吉康 絵画展 ICON-TACT -マンガの新しい地平-」が開催される。ヨーロッパを拠点として、国内外で幅広く活躍している田村吉康氏の個展。時間は10:00〜20:00で、最終日のみ16:00閉場となる。
日本を代表するサブカルチャーとして世界的に人気を集めているマンガは、制作や出版過程のデジタル化、出版業界の構造の変革や国際化などによって、従来のものとは違った形へと変容しているようでもある。デバイス1つで世界中どこにいてもマンガを描くことができ、インターネットで作品も発表できる中で、田村吉康氏は国外に活動の拠点を置いて活動。あえてキャンバスにアクリル絵の具と金箔、または水墨とイタリアの手漉き紙、ボディペイントと写真などを組み合わせ、マンガの新たな可能性を模索した表現を展開している。
本展では、複製芸術であるはずのマンガをあえて1点ものの絵画として描いた約10点の作品や、蒔絵2点、板絵(額)2点、写真(ジークレー)5点に加え、下絵となった水彩画や墨絵などを紹介。あわせて約30点が展示され、“マンガはどのように変容し、どこへ向かうのか”を考えるきっかけにもなる。
■期間:
2020年11月11日(水)~11月23日(月・祝)

■開催場所:
新宿高島屋 10F 美術画廊
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2

■問い合わせ先:
新宿高島屋
tel. 03-5361-1111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
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