武蔵野美術大学の山本直彰教授の退任記念展「Door is Ajar-ドアは開いているか」

「ASK, SEEK, KNOCK, - Door」2017年
撮影:末正真礼生、写真提供:コバヤシ画廊

2020年11月16日(月)から12月19日(土)まで、武蔵野美術大学美術館の展示室3・4にて、「Door is Ajar-ドアは開いているか 山本直彰展」が開催される。武蔵野美術大学の造形学部日本画学科の教授で、従来の日本画の枠に収まらずに内面性の強い抽象的な心象世界を描き続けてきた山本直彰氏の個展。約20点の近年の代表作や大型の新作が展示される。入館無料、日曜休館で、開館時間は10:00~18:00(土曜と11月23日は17:00閉館)。
本展は、山本直彰教授の退任記念展として開催される。1950年生まれの山本直彰氏は、1969年に愛知県立芸術大学日本画科に入学し、片岡球子氏に師事。4年次からは大森運夫氏に学んだ。大学在学時から新制作協会展、創画展に出品し、1975年に愛知県立芸術大学大学院を修了。武蔵野美術大学造形学部日本画学科客員教授には2009年に着任し、2011年から同学科特任教授を務めた。
山本氏は、伝統的な技法に根ざしながらも荒い筆致や緊張感のある構図など、従来の日本画とは一線を画する作品を制作。特に、実物のドアを支持体とした「DOOR」シリーズは、新たな日本画の絵画表現として広く注目を集めた。本展のタイトルの「Ajar」は、ドアなどが半ば開かれた状態のこと。今回は、過去・現在・未来を彷徨する“時間”を主題とした新作も紹介される。
■期間:
2020年11月16日(月)~12月19日(土)

■開催場所:
武蔵野美術大学美術館 展示室3・4
東京都小平市小川町1-736

■問い合わせ先:
武蔵野美術大学 美術館・図書館
url. https://mauml.musabi.ac.jp/
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