コロナ接触確認アプリCOCOAが2000万DL突破、ただし陽性者の登録は約1%のみ

COCOA

厚生労働省は、政府によるコロナ接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、ダウンロード数が11月17日17時時点で合計約2001万件に達したと発表した。
コロナ感染拡大が収まらず、現状が第三波なのか、もしくは将来的な第三波の到来が確実視されている現在。

東京都では11月18日の1日に新規感染者493人と最多記録を更新し、Googleが新しく公開した感染予測サービスでも、感染者は右肩上がりになると予測し、12月13日までの間に新規で死亡者数543人、感染者数50,367人になるとしている。

COVID-19 感染予測(日本版)による日別陽性者数の実数と予測数の推移

「COCOA(ココア)」は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に役立つためのアプリとして開発されたが、登録数は2001万件と、人口の約16%に過ぎない(削除して再ダウンロードした数も含めているので実際は更に低い割合になる)。

また、機能としては、陽性者と1メートル以内、15分以上接触した可能性を通知するアプリになるが、これまでの陽性登録件数は17日17時時点で合計1730件に留まっている。

日本でのこれまでの陽性者は、11月17日の各自治体が公表している感染者数(陽性者数)の1日の新規感染者1,686名を加え、全部で119,441名となっており、コロナ陽性になった人のわずか1.4%しか登録していないことになる。

感染者のうち、回復された方も多いので1.4%という数字は現状を表すものではないが、それでもCOCOAは接触確認アプリとしてその機能を果たしているとは言い難い現状となっている。
発表資料
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
2020/11/18
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