見る角度でマークや文字が見え隠れして偽装類似品を判別できるパッケージを大塚包装が開発

「見る角度によってマークが見え隠れする印刷を施したパッケージ」

大塚ホールディングス株式会社の子会社の大塚包装工業株式会社は、見る角度によってマークや文字が見え隠れする印刷技術を活用し、偽装類似品を判別できるパッケージを開発。ニチバン株式会社の医療用テープ「NICHIPORE(ニチポア)」の海外向け商品への導入を開始した。
これまで医療用製品は、粗悪な品質の数多くの類似品が出回ったことで、偽装類似品との判別が急務となっていた。だが、従来の印刷方式では優れた抑止効果が得られず、ホログラムは価格がネック。そこで、大塚包装工業株式会社は、長年にわたるノウハウを結集して、模倣が困難な印刷技術を確立して目視による偽装類似品の容易な判別を実現した。それが「見る角度によってマークが見え隠れする印刷を施したパッケージ」だ。
従来の印刷ラインでの製造に対応し、高性能かつ安定した品質を保つことが可能。従来の印刷方式に比べて耐摩擦性は同等となっており、動きのあるデザイン(加飾性)への応用もできる。
なお、今回のパッケージのリリースに際し、大塚包装工業株式会社の代表取締役社長である小松喬一氏は、「『夢をかたちに』の理念のもと、われわれは価値ある新たなパッケージを創造し、人々に喜びと、持続可能な地球と、人類社会に貢献します」とのコメントを寄せている。
大塚包装工業株式会社
URL:http://www.otsuka-houso.co.jp/
2020/11/25
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