光の反射を利用して色が変わって見える山田憲司氏の“畳アート”の個展が開催

157枚の畳を組み合わせた本量寺「龍の畳」

2020年12月16日(水)から12月20日(日)まで、弘重ギャラリーにて「畳の個展2020」が開催される。畳職人として働きつつ、“畳アーティスト”としても活動している山田憲司氏の個展。入場無料で楽しむことができる。時間は11:00~19:00で、最終日のみ16:00まで。
山田憲司氏は、岐阜県羽島市で明治2年から営業している山田一畳店の5代目だ。畳の需要が年々減少している中で、日本固有の伝統産業である畳文化を盛り上げるべく、形を変えることで多彩な空間に対応できる畳を試作。“畳アーティスト”としてデザイン性の高い畳を作っている。
奈良時代から続く1,300年の歴史を持つという畳だが、従来は四角形のみのワンパターンしかなく、現代の洋風住宅の需要には応えづらかった。山田一畳店では独自技術によって“どんな形の畳でも”作り出すことを可能としており、さらにイグサの向きを変えることで光の反射を利用し、同じ素材でも色が変わってみえるトリックアートのような面白い工夫も凝らしている。
本展では、人の顔やドクロ模様、金魚、さらに文字など、さまざまに表現される“無限畳”を発表。六角形の畳「ヘキサゴン」を回転させて光の反射を利用することで3段階の色の濃淡を生み出し、さらに1,000パーツの「ヘキサゴン」を組み合わせた表現が展開されている。
■期間:
2020年12月16日(水)~12月20日(日)

■開催場所:
弘重ギャラリー
東京都渋谷区恵比寿南2-10-4 ART CUBE EBIS B1F

■問い合わせ先:
山田一畳店/弘重ギャラリー
url. https://japanesefloortatam.wixsite.com/yamada
url. http://hiroshige-gallery.com/
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