19世紀のフランス絵画の系譜を辿る「ミレーから印象派への流れ展」

ジャン=フランソワ・ミレー「冬、薪集め」1868-75年
©Amgueddfa Cymru – National Museum Wales

2020年12月19日(土)から2021年1月24日(日)まで、そごう横浜店 6Fのそごう美術館にて「ミレーから印象派への流れ展」が開催されている。会期中無休で、入館料は一般1,300円/高校・大学生800円/中学生以下無料。開館時間は10:00〜20:00で、1月1日(金・祝)は9:00〜19:00となる。いずれも入館は閉館30分前まで。
19世紀のフランスでは、都市の近代化が進んで人々の生活も大きく変化した。社会の変化は芸術家にも大きく影響し、身の周りの自然や生活、現実をありのままに描き出そうとするコローやクールベなどの画家が登場。風景や田園生活を描くバルビゾン派を代表するジャン=フランソワ・ミレーは、大地に根付いた農民の日々の営みを描き出した。
歴史画が正統派とされていた時代に風景を主題として描いたバルビゾン派の革新的な試みは、モネやルノワールなど、光と色彩を追求した印象派の画家たちにも引き継がれる。そして、印象主義が広く普及した19世紀末、ポスト印象主義の時代に、絵画は多彩な広がりを見せた。さらに、ドニやボナールといった印象派以降の画家たちは、20世紀絵画への道筋を切り拓いていくことになる。
本展は、自然主義や写実主義から印象派やポスト印象派を経て、ナビ派へといたる19世紀のフランス絵画の系譜を辿るもの。フランスとイギリスの美術館から出品された珠玉のコレクションを中心に紹介される。
■期間:
2020年12月19日(土)~2021年1月24日(日)

■開催場所:
そごう美術館
神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6F

■問い合わせ先:
そごう美術館
url. https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
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