パソコンの排熱でチキンを保温!? ケンタッキーのネタゲーミングパソコンが本当に完成

「チキンチェンバー」イメージ

米ケンタッキーフライドチキンのゲーム部門KFC Gamingは、「ゲーム機戦争に終止符を打つ」デバイスとして、チキンの保温機能を持つゲーミングパソコン「KFConsole」を改めて発表した。

「KFConsole」

「KFConsole」は今年6月に発表され、その際にはパソコンのCDトレイのような機構を搭載し、トレイに熱線を張り巡らせ、そこでチキンを焼ける「オーブン+ゲーム機」という位置づけだった。

旧「チキンチェンバー」イメージ

しかし、当時発表された発売日である11月12日までには新たな情報はなく、多くのユーザーが「やっぱりネタか」と一笑に付して忘れかけていた頃、再びの発表となった。

新たな「KFConsole」は、チキンバーレル型の外観デザイン、チキンを格納するCDトレイ型の「チキンチェンバー」は以前の発表そのままとなっている。

変更があったのは「チキンチェンバー」の機能で、チキンを熱線で“焼く”のではなく、パソコンの排熱を使って“保温”するという仕様変更となった。

熱に弱いパソコン内に熱線という狂気じみたアイデアがボツになったのは当然だが、それでもチキンに対する熱情は変わらず、排熱を活かすというシステム変更を行っている。

これにより、ユーザーは4k、240Hz出力、240fpsの性能でゲームを楽しみつつ、ラウンドの合間に「チキンチェンバー」を開放し、熱くてカリカリのチキンを頬張ることができる。

パソコン製造は自作パソコンケースなどを手掛けるCooler Masterで、スペックは「NUC 9 Extreme Compute Element」をベースにしたCore i9搭載、ビデオカードはASUS製GeForce RTX搭載可能、などとなっている。

なお、今回の発表では、発売日や価格についての情報はなく、今後さらにネタとしての精度を高めるのか、本当に発売するのか、謎は深まるばかりだ。
「KFConsole」
URL:https://landing.coolermaster.com/kfconsole/
2020/12/23
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