2002年に人間国宝に認定された截金師の作品を紹介する「京の至宝II 江里佐代子 截金の世界」

「截金彩色まり香盒」「截金彩色盒子」「截金彩色続命縷」江里佐代子

2021年1月2日(土)から1月24日(日)まで、京都駅ビル内・ジェイアール京都伊勢丹 7F隣接の美術館「えき」KYOTOにて、「京の至宝II 江里佐代子 截金の世界 -宙の輝きを康慧・朋子とともに-」が開催される。当日券での入場料は、一般900円/高校・大学生700円/小・中学生500円。開館時間は10:00~19:30(入館は閉館30分前まで)で、1月2日(土)は9:30に開館する。
江里佐代子氏(1945~2007年)は、2002年に人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された截金師。伝統的な京刺繍の老舗に生まれ、仏師の江里康慧氏と結婚した。その後、截金技法が途絶えることを危惧していた江里家の意向を汲んで、截金の技法を学ぶ。本来、截金は仏像や仏画を荘厳する技法であり、江里佐代子氏も康慧氏とともに仏像作品を作り続けた。
さらに、工芸品に応用したり、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾やスクリーンのような大規模な作品に取り組んだりと、截金技法の新しい在り方の可能性も追求。本展は、江里佐代子氏の作品はもちろん、截金技法の存在をより多くの人に知ってもらい、継がれる截金の“わざ”と“こころ”を後世にも伝える機会として開催される。

「毘沙門天立像」江里康慧・江里佐代子/2006年
写真:山崎兼慈

截金彩色ガラス額装「瑠璃放光」江里佐代子/2003年
パラミタミュージアム所蔵

■期間:
2021年1月2日(土)~1月24日(日)

■開催場所:
美術館「えき」KYOTO
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹 7F隣接

■問い合わせ先:
美術館「えき」KYOTO
tel. 075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹・大代表)
url. https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
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