多摩美術大学にゆかりのある作家の版画作品を一堂に展示する「多摩美の版画、50年」展

「多摩美の版画、50年」展

2021年1月6日(水)から2月14日(日)まで、多摩美術大学美術館にて「多摩美の版画、50年」展が開催される。多摩美術大学にゆかりのある数多くの作家たちの版画作品を一堂に展示する企画。「版画のコア」「版画と絵画」「版画と写真」「版画ともの派」「版画と現代美術」「版画とデザイン」という6つのテーマに分類した展示が繰り広げられる。
多摩美術大学における版画教育は、絵画科油画専攻に設置された版画教室から始まり、その後の1992年には油画専攻から独立して版画単独の専攻学科が開設された。本展は、その多摩美術大学の版画教育が、2020年に50年を迎えたことを記念して開催。日本の版画の多様な流れに多摩美術大学がどのように関わってきたかを振り返るとともに、版画の特質と“領域横断的”なメディアとしての可能性を探る。
多摩美術大学の版画教育の礎を築いた版画家の駒井哲郎氏や吹田文明氏をはじめ、李禹煥氏・関根伸夫氏・吉田克朗氏らの“もの派”、高松次郎氏や若林奮氏といった日本の戦後前衛美術を牽引した作家たち、日本画家の加山又造氏、画家の辰野登恵子氏、イラストレーターの和田誠氏などの作品を紹介。また、デザイナー/漫画家/絵本作家のような多彩な分野で活躍する作家たちにも注目しており、横尾忠則氏、しりあがり寿氏、田中清代氏、小林賢太郎氏などの作品も楽しめる。
入館料は一般300円で、学生以下は無料。休館日は火曜、開館時間は10:00〜17:00で、入館は閉館30分前までとなっている。
■期間:
2021年1月6日(水)~2月14日(日)

■開催場所:
多摩美術大学美術館
東京都多摩市落合1-33-1

■問い合わせ先:
多摩美術大学美術館
url. http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/hanga/50th/
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