M1チップ搭載のMacでの確定申告に注意喚起、電子署名等が動作しないことを確認

M1チップイメージ

国税庁は、「確定申告書等作成コーナーお知らせ」において、Apple社のM1チップが搭載された端末について、確定申告において、複数の不具合があることを注意喚起している。
M1チップはAppleが独自に開発したもので、それまでのintel製のチップを性能で凌駕し、高速性能で他のノートパソコンなどに大きな差を付けている高性能チップ。

M1チップが搭載されているデバイスは、現時点では「MacBook Air」「13インチMacBook Pro」「Mac mini」で、これらのデバイスが今回の注意喚起の対象にあたる。

まず、ICカードリーダライタの種類によってはマイナンバーカード等の電子証明書による電子署名等が正常に動作しないことが確認されている。

この場合、「ID・パスワード方式でのe-Tax提出」もしくは「申告書等を印刷して書面提出」という形での確定申告をする必要がある。

また、申告書を印刷して書面提出する場合でも、プリンタの機種によっては、M1チップ搭載端末に非対応の場合があり、こちらも注意が必要だ。

確定申告の期限ギリギリでこれらの問題に直面すると、期限オーバーの可能性もあるので、早めの申告をおすすめする。
発表資料
URL:https://www.keisan.nta.go.jp/oshirase/r2info/info004.html
2021/01/06
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