ゼンリンが運営する“地図の博物館”の初の企画展「地図に描かれたCocuraと北九州」

ケンペル/ショイヒツァー「長崎-小倉」1750年頃

株式会社ゼンリンが運営しているゼンリンミュージアムの多目的展示室にて、2021年1月9日(土)から3月31日(水)まで「地図に描かれたCocuraと北九州」の開催が予定されている。同ミュージアムが2020年6月にオープンして以降、初開催となる企画展。地元の“北九州”をテーマに、江戸時代から現代に至るまでの約30点の地図や資料が紹介される。月曜休館(祝日の場合は翌平日)で、開館時間は10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)。
フランシスコ・ザビエルが布教に訪れた“Cocura(小倉)”は、江戸時代のはじめ頃から西洋製の日本図に描かれるようになった。その後は、明治時代から大正時代にかけて港や鉄道などが整備され、“北九州”工業地帯が形成されて日本の近代産業の礎を築くこととなる。高度経済成長期には“北九州市”となり、関門トンネルや関門橋など交通インフラの整備もさらに進んで、観光都市としての姿も見せるようになった。
本展では、西洋人が見た“Cocura”が産業と観光の街である“北九州”に変わる過程を、地図や資料を通じて紹介。会期中の平日14:00〜14:30(休館日を除く)には、“Zキュレーター”による参加費無料/事前予約不要の企画展ガイドツアーも実施される。入館料は一般1,000円で、保護者同伴の小学生以下は無料。通常の入館料で企画展も楽しむことができる。
※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認

「日本國門司港灣案内」1906年-1908年(明治39年-41年)頃

善隣出版社「最新北九州五市市街地図」1957年(昭和32年)頃

■期間:
2021年1月9日(土)~3月31日(水)

■開催場所:
ゼンリンミュージアム 多目的展示室
福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州 14F

■問い合わせ先:
ゼンリンミュージアム
tel. 093-592-9082
url. https://www.zenrin.co.jp/museum/
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