活版印刷の技術と本づくりの魅力を伝える文化施設「市谷の杜 本と活字館」がオープン

「市谷の杜 本と活字館」

大日本印刷株式会社(DNP)は、「市谷の杜 本と活字館」(東京都新宿区市谷加賀町1-1-1)の一般公開を開始した。東京都新宿区の事業拠点で、旧営業所棟の建物を修復および復元した施設。活版印刷による本づくりの工程を間近に見ることができ、本づくりの魅力が伝えられる。
旧営業所棟の建物は、1926年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた。新たに生まれ変わった「市谷の杜 本と活字館」は、2020年11月にプレオープン。出版社や報道関係者などに限定的に公開しながら一般公開への準備を進め、ついにグランドオープンを果たした。
新型コロナウイルスの感染防止対策として少人数での完全予約制を採用しており、入場は無料。休館日は月曜と火曜で、祝日の場合には開館となる。開館時間は平日11:30〜20:00/土日祝10:00〜18:00。なお、緊急事態宣言の期間中は、説明員によるアテンドは行われない。
建物の1Fには作字/鋳造/文選/植字/印刷/製本と6つの工程で活字と本づくりについて詳しく紹介する「印刷所」、2Fには卓上活版印刷機やリソグラフやレーザーカッターなどを利用してオリジナル印刷物を作れる「制作室」(緊急事態宣言中は体験の実施を自粛)を用意。そのほか、喫茶(1F)、記録室(地階)、展示室(2F)、購買ショップ(2F)があり、展示室での展示内容は4カ月ごとの更新が予定されている。
大日本印刷株式会社(DNP)
URL:https://ichigaya-letterpress.jp/
2021/02/15
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