凸版印刷、古文書や古典書のくずし文字をオンラインで解読できる「ふみのはゼミ」を開発

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凸版印刷株式会社は、凸版印刷総合研究所が開発した手書き文字を認識できる技術AI-OCRにより、古文書や古典籍をオンライン上で解読できるようになるシステム「ふみのはゼミ」を開発したと発表した。
同社では、2015年から、くずし字(江戸時代以前に使われていた変体仮名の一つ)のOCR(画像データのテキスト部分を認識、文字データに変換する光学文字認識技術)について研究と実証試験を続けていて、今回は、解読済みの古文書と古典籍から字形を採集し、くずし字の形をAIが学習し、AI-OCRとして進化させた。

これにより、90%以上の高い精度で文字認識が可能になり、ユーザーによる目視とシステムの自動処理を併用することで、精度が向上し、高い精度での解読が可能になる。

また、システムは、編集結果を即時反映する画面共有機能や、参加者同士で自由に交流できるチャット機能、質問・コメント機能もあり、授業や各種イベント・ワークショップなどで有効活用できる。
発表資料
URL:https://www.toppan.co.jp/news/2021/02/newsrelease210216_2.html
2021/02/17
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